MUST的な、プロレス的な。

１２月２日、日本武道館へプロレスリングＮＯＡＨ、小橋建太の復帰戦を見に行ってきました！



彼は昨年腎臓ガンであることが発覚し、２つある腎臓の一つを摘出して命は取り留めました。

そして並外れた精神力と努力によってプロレスラー小橋建太として日本武道館に帰ってきたんです！

まずお客さんのテンションが違う！

第一試合から武道館中に期待と不安と感動がこもっている感じで、選手達も

「小橋一人で日本武道館埋めてていいのか！？」っていう気持ちもあったでしょうから

試合にも熱が入っていた感じです。若手の感情むき出しのぶつかり合い、

番狂わせ、新たなストーリーの始まりなど見所盛りだくさん！

そして武道館に集まった１万７千人超満員の誰もが待ちわびた瞬間が！



メインは小橋建太・高山善廣ＶＳ三沢光晴・秋山準。

まず秋山の入場。秋山のデビュー戦を小橋が勤めたこともあって、もう兄貴みたいに小橋を慕っている秋山。

誰よりもライバルであり、尊敬する先輩の復活を願ってたんじゃないかな？

次に高山入場。この人も脳梗塞から復活した人。この試合が第二の復帰戦だと献身的に働いてました。

病気と闘った人の気持ちがすごくわかるからあんな行動ができたのでしょう。

次に三沢入場。全日本の頃から小橋との名勝負を繰り広げてきた人。

小橋がいない間も先頭に立ってＮＯＡＨを引っ張ってきました。

もしかしたらプロレスラー小橋よりも「小橋健太」の復活を心から喜んでいる人じゃないかな？社長だから難しいね～。

みんな一人ずつ小橋に対しての特別な気持ちを持っている人達。

その一人一人が入場してくる度に観客のテンションは上がっていきます。

もう秋山が入場してきた時点で僕号泣。

高山、三沢ときてまた号泣。

そして会場に流れる小橋の入場曲「ＧＲＡＮＤ　ＳＷＯＲＤ」

もう前が見えまへん・・・。

１万７千人の小橋コール！

それだけの人が一人の人に向けて発した声援を聞いたことあります？

もうギュウギュウの日本武道館が揺れるんですよ。物凄いエネルギーです。

僕も一緒に行ったとよーも大号泣。それを見たサンボはもらい泣き。

試合はやはり全盛期の力強さはまだありませんでしたが、努力の証が体に出てました。

小橋はちゃんとプロレスラーの体になって戻ってきました。

その努力はもう言葉では言い現せないでしょう。

でもみんな小橋の応援しちゃってるんで。小橋がフォールして三沢がカットしたら会場から大ブーイング！

三沢は当然のことしただけなんですけど・・・。

会場の雰囲気がそんなことも忘れさせるほどヒートアップしてたんですよ。

容赦ない技を、くらってもくらっても立ち上がり続ける小橋。

ファンはこの姿勢に感動し、小橋を好きになっていくんです。

小橋が帰ってきた！

その姿にまた武道館大興奮！そしてまた僕号泣。

フィニッシュは三沢の雪崩式エメラルドフロウジョンで小橋轟沈！

頭刺さってました！

そしてその時テレビ中継で矢島アナウンサーが言った名セリフ。

小橋が３カウント取られて負けた瞬間に「小橋が勝った！ガンに勝った！」の言葉。

サンボの家に帰ってテレビでこれ見てまた号泣。

でもその技を出させる小橋もスゴイし、手加減ナシでガンガン当たっていった三沢・秋山もスゴイ！

高山の献身的なフォローも効いてました。１万７千人総立ちの拍手。

もう本当にいいものを見せていただきました。

改めて小橋選手お帰りなさい！



これからもあなたのプロレスを見れることは最高の喜びです！

日本武道館大会、素晴らしい大会でした。

プロレスファンでよかった！